使用中に安全装置がはたらいて消火することについては、以下①~④の安全装置のどちらかがはたらいて消火したことになりますので、各安全装置の関連のある項目を確認してください。
①<圧力感知安全装置>
以下の原因が考えられますので、原因に応じた処置をしてください。
・製品全体を覆って使用した場合
製品を覆っているものを取り外して使用してください。
・使用する環境の温度が高い(25℃以上)場合
本体の近くに熱源があればそこから離れた場所に設置してください。
・極端に狭い場所で長時間使用した場合
いったん製品の使用を停止し、しばらく経って容器(ボンベ)が十分冷えてから使用を再開する、または熱がこもらない場所に本体を移動して使用してください。
なお、本体を設置するときは、家具や壁などとの間に少なくとも一定のスペースを確保してください。(下図参照)
※圧力感知安全装置は、容器(ボンベ)の温度が上がって内部圧力異常を感知したときにガスの供給を止めるものです。
②<立消え安全装置>
以下の原因が考えられますので、原因に応じた処置をしてください。
・強い風が吹いたときなど、風の影響を受けた場合
器具せんつまみを「消火」の位置に回し、風の影響を受けにくい場所に移動してから、再度点火して使用してください。
※立消え安全装置は、使用中に炎が消えてしまったときにガスの供給を止め、生ガスの放出を防ぐものです。
③<不完全燃焼防止装置>
以下の原因が考えられますので、原因に応じた処置をしてください。
・室内で換気不十分な状態で使用している場合
使用中は1時間に1~2回(1回1~2分)程度換気扇を回すか、窓を開けるなどして室内の換気をおこなってから、再度点火して使用してください。
※不完全燃焼防止装置は、酸素不足などによる製品の不完全燃焼を未然に防ぐ装置です。
④<転倒時消火装置>
以下の原因が考えられますので、原因に応じた処置をしてください。
・本体が倒れたり、本体に強い衝撃が加わったりした場合
器具せんつまみを「消火」の位置に回し、本体を元通りに戻すなどして1分間程度してから、再度点火して使用してください。
※転倒時消火装置は、本体が倒れたり、本体に強い衝撃が加わったりしたことを感知して消火する装置です。
上記の処置をしても改善しない場合、繰り返し安全装置がはたらく場合は、こちらから修理を申し込んでください。