パンの裏面が焼けないときは、以下の原因が考えられます。
●焼き網を「高い位置」でセットしている場合
焼き網の取付状態を確認してください。焼き網を「高い位置」でセットしている場合は、「標準位置」にセットしてください。
焼き網の各位置におけるセット方法は、「標準位置と高い位置」(※下図)のとおりです。
標準位置と高い位置


※型式:AGT-G13A/AGT-G13Bは、お好みで表面(上面)の焼き色を付けるために、「標準位置」よりも上ヒーターに近づけて調理できる「高い位置」で焼き網をセットすることができます。しかしパンの裏面は下ヒーターから離れるため、裏面の焼き色は薄くなります。
●本体庫内温度が急激に下がる場合
1年を通して同じ温度設定、同じタイマー設定で調理するときに、季節、使用する地域の気候、使用するお部屋の室温などの外的な要因により、本体庫内温度が急激に下がって焼き色が極端に薄くなることがあります。1日のうちでも、例えば朝一番と日中の調理時の焼き色の差に庫内温度が影響することがあります。
この場合は、調理時の焼け具合をガラス窓から見て、設定温度や設定タイマーの調整をしてください。
なお、パンの裏面が焼けないときに、本体庫内の下ヒーターが点灯しない、赤熱しない、と思われるときは、よくあるご質問中の「下ヒーター(石英管ヒーター)が赤くならない」はこちらをご覧ください。
上記を確認し対応しても改善しない場合、製品の故障と思われる場合は、こちらから修理を申し込んでください。
◆裏面の焼き色について
製品の特徴として、調理したパンの裏面の焼き色は少し薄いです。(下図、「パンの焼き色の目安」より。)
パンの表面は、上ヒーターの熱で一気に焼き上げるため焼き色が濃く、パンの中身や裏面は、下ヒーターで焼き色を調整してモチモチ感を引き出すことを狙っています。
パンの焼き色の目安

◆上ヒーターと下ヒーターの特徴について
タイマーを設定して調理を開始しますと、上ヒーター(グラファイトヒータ®)は瞬時に大変明るく赤熱しますが、下ヒーター(石英管ヒーター)はゆっくりと、しかも弱く光るため、上ヒーターの明るさに負けて目視確認がしづらいです。