コーヒー豆を挽いた粉の「粒度」は、美味しいコーヒーを淹れる上でとても重要な要素です。
◆コーヒー豆の「粒度」とは何か、なぜ大切なのか
コーヒー豆を挽いた粉の「粒度」とは、コーヒー粉の細かさのことです。例えば砂粒や小麦粉のように、粉の細かさには様々な段階があります。
コーヒーの「味」は、お湯とコーヒー粉が触れ合うことにより、コーヒー豆に含まれる成分が溶け出す(抽出される)量で決まるため、「粒度」は大切です。
粉の粒度が細かいほど、お湯と触れる表面積が広くなり、豆の成分が短時間でたくさん溶け出します。逆に、粉の粒度が粗いほど、お湯と触れる表面積が狭くなり、成分がゆっくりと溶け出します。
この「溶け出す量」のバランスが、コーヒーの味を大きく左右します。
◆粒度と味の関係
粒度と味の関係についてまとめましたので、以下の一覧表をご覧ください。

◆代表的な粒度と最適な淹れ方(抽出方法)
一般的に、コーヒーの淹れ方(抽出方法)によって最適な粒度が異なります。これは、それぞれの抽出方法でお湯と粉が触れる時間や、水圧のかかり方が違うためです。
代表的な粒度と最適な淹れ方(抽出方法)についてまとめましたので、以下の一覧表をご覧ください。

◆まとめ
コーヒーの粒度は、淹れ方と密接に関わっており、味のバランスを左右します。
もし、ご自宅で「なんだか薄いな」「苦すぎるな」と感じたら、それはもしかしたら粒度が合っていないサインかもしれません。
淹れ方や、好みに合わせて粒度を微調整することで、コーヒーはもっと美味しく、奥深いものになります。色々な粒度を試して、自分にとっての「最高の1杯」を見つけてみてください。